生涯の問いのひとつ。【旅LOG – 2017.11.03】

– 旅LOG – 旅する暮らしの中での心の記録

盛岡で朝を迎え、竹原で眠りについた１日。

2017/11/03(金)
霜降 ( そうこう ) 二十四節気
楓蔦黄 ( もみじつたきばむ ) 七十二候　第五十四候

目覚め　盛岡の家。
就寝　竹原の家。

午前　睡眠、まったり、シャワー、瞑想、最初のごはん、荷詰め、パソコン作業、ゴミ出し、荷物運び、パソコン作業、荷詰め、荷物運び、車で移動、歩いて移動、新幹線で移動、読書、昼ごはん、パソコン作業、乗り換え、新幹線で移動、まったり、読書、パソコン作業、。
午後　パソコン作業、読書、パソコン作業、読書、福山駅着、電車で移動、読書、乗り換え、電車で移動。
夜　乗り換え、電車で移動、読書、竹原駅着、歩いて移動、家着、晩ごはん、歩いて移動、百均で買い物、歩いて移動、カフェでバータイム、歩いて移動、飲み屋で飲み時間、タクシーで移動、ラーメン屋で呑み時間、タクシーで移動、家着、睡眠。

最初のごはん　野菜スープ、卵焼き＠盛岡の家
昼ごはん　おにぎり＠車内
晩ごはん　煮込みうどん、高野豆腐、ごぼうと人参のきんぴら＠竹原の家
バータイム　ハートランド、ポテトチップス、GRANGESTONE、チーかま、土佐鶴＠ヒロハウス
呑み時間　ヘネシー＠ジュテーム
呑み時間　スーパードライ、餃子＠喜楽軒

初めてのチャイルドシートに横たわり、子は泣き続ける。その横に座り、盛岡駅まで相方に送ってもらった。相変わらずの激しい泣き声が車内に響き続ける。苦しいのだろうか。ただ、嫌なだけなのだろうか。暑くて窓を少し開けていると、歩行者がその泣き声を気にしている感じに見えた。元気な子だと思う。

喜怒哀楽を共にすること。ある方が子育てのことを訊かれ、そう答えてられていた。嬉しい時は一緒に喜び、悲しい時は一緒に悲しみ、泣いているなら一緒に泣く。その話はよくわかる気がした。そんな風に感情を共有し続けた先には、自分が体験したことのない何かが待っている、そんな根拠のない確信がある。

あいふる商店街を抜け、本川通りへ。竹原駅から家に向かって歩いていく。夜のこの道を歩くと、子供の頃の土曜夜市の賑わいが聞こえてくる気がする。たくさん並んだ露店の明かりに照らされ、心を躍らせながらここを歩いていた自分がいた。そんな人で賑わう景色を思い浮かべ、懐かしい気持ちに包まれる。

きっとそれは、失われたわけではない。カタチを変えながらこの世界に存在している。全く同じものではないけれど、その頃の想いをベースに、手段を変えながらこの世界に残ってくれている。手段は時代と共に変化していくものだから。大切なのは人が持つ想い。その想いをカタチにしながら僕らは生きている。

ヒロハウスでお酒を飲みながらマスターと話していると、珍しく携帯に電話がかかってきた。画面には親父の名前。飲みに行く誘いの電話だった。友人と出かけていた父がなぜ、僕が外にいることを知っているのか。たまにはそんな時間もいい。もう少ししたら向かうよ、と電話を切り、マスターとの話を続けた。

もう１度催促の電話が鳴り、そこからヒロハウスを出てお店に向かう。夜の風は冷たく、火照った頬を冷ましてくれた。人のいない静かな駅前だけど、それもまたいい。とても大切に想うこの街に対して、今の自分にできることは何だろう。どこにいても問われ続ける、自分の生涯の問いのひとつ、なのだと思う。

Remember the World １th season
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Chapter.YU-34
広島県竹原市 – TAKEHARA/HIROSHIMA/JAPAN –
2017/11/03〜2017/11/04
Next destination
広島県東広島市 – HIGASHIHIROSHIMA/HIROSHIMA/JAPAN –
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まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
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小林豊が旅する暮らしの中で体験している、
スキナコトヲスキナトキニスキナトコロデ、という在り方。
そんな、自分らしく、しあわせに過ごしている日々の心の記録、それが旅LOG 。