遅ればせながら、昨年のふり返りと、今年はじめたいことなどを。| いま、ここにあるもの #131


Ver.1.0.0



– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-


遅ればせながら、昨年のふり返りと、今年はじめたいことなどを投稿しました。
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

2021/01/10 MORIOKA/IWATE/JAPAN Photo by COBAKEN





– 今しか見れないもの –


2020年は僕にとっても、多くの人にとっても、自分と向かい合う1年だったのだと思います。ただ、個人的には2019年の方が断然苦しい1年だったので、この1年はマイペースに愉しく、同じ場所にいながらも旅をしながら過ごすことができました。そして、自分のより深い部分へと、目を向けることができたのだと思っています。

そんな時間の中で、「 君 ( あなた ) はどうしたい?」、「 どんな自分でありたい?」に続く、3番目の問いが言葉になりました。もともと使っていた表現ではありましたが。そんな風に結局、” おかげさま ” というところに辿り着くのが僕らの人生なのだと思います。そうやって、いろんな出来事に背中を押してもらって、この先も生きていくことになるはずなので。


あと、1月中旬から3月中旬にかけて、7月中旬から8月下旬にかけて、それと11月下旬から12月下旬にかけての移動ではまさに、今しか見れないものを見ることができたと思っています。コロナ禍といわれる状況での移動では、僕らが生きる世界がどんな風にして成り立っているのか、それを見せてもらうことができました。まだまだ、うまく言葉にはなっていませんが。

新型コロナというきっかけを得て、この世界を生きる人々の怖れが言動に現れ、この世界を生きる皆で創り出した負の連鎖が、見事に広がりました。そうやって、見事なくらいに分断された世界がどこに向かっているのか、誰にとって都合がいい状況なのか、旅先のいろんなまちを眺めていると、ついつい考えてしまうことがあるのです。


けれども、そんな中でも ” 自分 ” という光を放つ人たちに、たくさん出逢うことができました。実際、僕が訪ねて出逢った人たちは皆、元気に愉しそうに生きていたので。そして、今のこの状況をチャンスだと言っていました。自分で納得して選び、自分が、自分らがどうしたいのか、どんな自分で、どんな自分らで毎日を過ごすのか、という想いを実現するために動き続けている、そんな人たちです。

そんな風に、自分で納得しながら生きている人と、誰かのせいにして生きている人、もしくは、人を人として扱う人と、人をバイキンや金づる、モノのように扱う人など、それらをわかりやすく見せてくれます。それなので、コロナ禍といわれるこの状況は、個人的にはとてもありがたいものでもあります。それが人の言動に見事に現れていて、その人が今の時代の価値観で生きているのかどうかを、わかりやすく教えてくれました。




– 今年はじめたいことは、ラジオと手紙 –


2021年は、ご縁が続いているのかどうかを確認しながら、横のつながりを大切にしていく1年になるようです。こんな時代だからこそ、誰とどんな関係性を築くのかが、ものをいうのだと思いますし。それに、目に見えないものが大切にされる時代になったのであればそれは、僕にとっては追い風でしかありません。だからこそ、目に見えるものを改めて大切にしながら、目には見えない感覚や想いなどを大切にしていきます。

そうやって横のつながりを大切にしていくのであれば、いつの間にかテーマとして現れてきた ” パートナーシップ ” を、さらに掘り下げていくことになりそうです。それは、大切な家族や仲間たちと、ひとりでは辿り着けないその先へ向かうことでもあります。そして、本当の意味で ” 私たち ” を主語にして、誰かに自分らの想いを伝える、そんな自分らの先にある世界です。


君 ( あなた ) はどうしたい?
どんな自分でありたい?
誰に、何を紡ぎたい?


そしてこの先は、この3つの問いを自分やまわりの人に投げかけながら、生きていきます。僕にとって問いとは種で、自分や目の前の人に対して種蒔きをするということ。その種から芽を出し、花を咲かせ、いずれ実をつけるのはその人自身の役目です。僕としては、人や自分の気持ちには寄り添うけれど、人の想いや魂には適度な距離を保ち、沿うものだと考えています。それは、それぞれが自分の人生を生きつつ依存し合う、そんな世界を前提とした考え方ですが。

具体的に今年はじめたいことは、ラジオと手紙です。ラジオを配信する媒体も内容もまだ決めていませんが、音声配信をはじめます。たぶん、暮らしの中に旅を感じられるものとして。そして手紙については、今の時代だからこそ掘り下げる、アナログな世界の切り口として、手紙の基本に立ち戻ってみたいのです。それに、そろそろ自分が撮った写真を何らかの形にしたいので、ポストカードを完成させることも一緒に。


これまで行ってきた、自分が応援したいと思える人を応援することであったり、自分や人の想いや可能性を解き放つことであったり、この先もやること自体は同じです。きちんと自分が人を応援できたら、僕自身も誰かから応援されるだろうし、特に30代のご縁のある人たちの、想いや可能性を解き放つきっかけのひとつになれたら嬉しいです。

ただ、2020年の終わり頃、新型コロナというきっかけを得て、僕らの価値観は革命を迎えました。戦前戦後のようなわかりやすい出来事がない今回の変化は、とても気づきにくいものかもしれません。この先は革新を続けながら、よりよき世界に向かうタイミングだと思っています。その基本は、あるものに目を向けること。無いものばかりに目を向けていては、イノベーションもルネッサンスも起こりません。


ただしこの先、変わりたくない人の抵抗は増すことになると思います。それはもしかしたら、世の中の不安定さを生み出すきっかけになるのかもしれません。けれどもきっと、それがあるからさらに、よりよき世界へと向かうことができるのだと思います。でも、もしかしたら、既得権益と呼ばれる人たちにぶっ潰されて、元の状況に戻るのかもしれません。

どちらにしても対立が生まれる時は、正しさの反対にも正しさがある状態です。それなので、どちらが正しいのか、という、これまでの判断基準を手放さない限り、人を否定し、蹴落とし、押さえつけながら毎日を過ごすしかないのかもしれません。それは、僕らにとってはきっと、前進ではなく停滞、もしくは後退です。別に、前に進まなければならない訳ではありませんが、そう思います。


どちらにしても、目の前の相手は自分の鏡。目の前の人を否定し、蹴落し、押さえつけるのであれば、自分自身を否定し、蹴落とし、押さえつけるということ。そうなればまだまだこの先も、自分の本当の想いは閉じ込められたまま、息苦しく生きていくことになるのでしょう。自分の本当の想いを知ってしまうともう、知らない自分には戻れないから、本当の想いを知ることは簡単なことではないのかもしれませんが。

けれども、それがきっと、人が怖れを抱く理由のひとつだと考えています。自分が、何よりも大切な自分の想いに耳を傾けていない。つまりは、自分で自分を無視しているということ。そんなことを自分に対してやっている人は特に、同じことを自分の所属する組織や社会でやられたら、とても怖いものです。自覚のない人にはピンとこないとは思いますが、掘り下げてみるとそんなものだったりします。何にせよ、結局のところは自分次第なので。


何はともあれ、大切な自分を守る、という観点ではどれも正当な行為です。本当のところで自分を守れるのは、自分だけなので。それならば、自分が守りたいのは何なのか、自分が大切にしたいことは何なのか、自分はどんな想いを抱いているのか、それらを知る必要はあるのだと思います。もしあなたが、自分を生きるためには、ですが。

これまで耳を傾けなかった自分の想いを聴くには、とても時間がかかるかもしれません。でもそれでも、それができるのは自分だけ。僕もこの先もまた、自分の想いに耳を傾けながら生きていきます。まだまだ知らない自分だらけなので。そうやって、自分というものに目を向け、耳を傾けながら、自身の魂が歓ぶような、そんな生き方にシフトしていけるといいのかもしれませんね。




– 楽しい、から、愉しむ、へ –


僕は、楽しい、の先に、愉しむ、があるのだと思っています。そして今は、白もあれば黒もある、といった、対極にも目を向ける時代でもあります。ちなみに、楽しいの反対にあるのは、辛いだったり哀しいだったり、あまり目を向けたくないネガティブな感情。それも含めて、素直に感情を味わえた時に人は、愉しむとか、愉快とか、そんな状態になれるのだと思います。

そもそも、ネガティブな感情は、” 本来の自分からズレているよ ” 、と教えてくれるありがたいシグナル。そのズレを直せば、同じような出来事でまた、ネガティブな感情が起こることはありません。ちなみにポジティブな感情は、自分に沿ってるよ、と教えてくれるシグナル。どちらが良いとか悪いとかではなく、自分が自分らしく生きるための、大切なシグナルです。


そしてこの先では、正解ではなく、” 自分が納得できる解 ” を選ぶ必要があります。こんな、何が起きるのかわからない時代に、正解を知っている人なんていません。それに正解は、時代や状況によって簡単に変わります。だからこそ、自分が心から納得できているかどうか、そこが大切。それは、頭で正当化したものではなく、心から納得できる、腑に落ちたものです。

日々を愉しみ、納得して生きるためにも、” 自分で自分の感情に寄り添うこと ” です。気持ちに寄り添ってもらえると人は、心地よさを感じます。そうやって、居心地のいい空間ができあがるのだと思います。けれども、そこを出たら心地よくなくなるのであれば、それは自分の気持ちに寄り添えていない、という証なのかもしれません。どんな場所にいても、どんな状況にあっても、自分で自分の気持ちに寄り添うこと。他の誰でもない、自分の一番味方は、自分自身なので。


自分で自分の感情に寄り添うためには、心と時間の余裕が必要です。それは、現代の社会に生きる人たちにとっては、簡単ではないのかもしれません。でも、それでも、コロナ禍と呼ばれる状況で変わった部分もあります。出かけにくく、時間を持て余すようになった人も多いのでは。けれども逆に、心の余裕の無さは増したのかもしれませんが。

そんな余裕を持つためには、心地いいと思える時間を毎日の中で5分でも10分でも持つことです。気持ちいいではなく、居心地がいいでもない、心地いいと思える時間です。例えば、瞑想でもヨガでも、散歩でもジョギングでも、料理でも掃除でも、家族や友人とのなんでもない時間でも。それがどんな時間なのかは、ご自分で探してみてください。


そうやって自分の感情に寄り添いながら、自分が納得できる解を見つけて行動していくことです。自分がほんの少し嬉しくなるような、今すぐできる些細なところでいいのです。まずは、自分一人で完了できるような。そうすれば自ずと、見えてくる世界も、自分が生きる環境も変わってくるでしょう。誰かが、ではなく自分が選び行動すること。それ以外に、目の前の世界を変える方法はないと思うので。

そして、横のつながりも自然と、広がっていくのだと思います。もしかしたら、懐かしい再会もあるのかもしれません。そんなつながりの中で、自分が大切にしたいことと、相手が大切にしたいことを尊重しながら、最小単位のコミュニティの中で共に生きていくのだと思います。そんなコミュニティにはきっと、自分にとっての幸せもきちんとあるはずなので。




– 終わりに –


久しぶりに長々と言葉を綴ることになりました。これらは確実に、僕自身に対しての言葉です。自分が生きている中で得た大切なことを改めて確認するための機会。それが結果的に誰かの役に立つのであれば、とても嬉しいこと。僕の人生の中での体験は僕のものだけれど、その体験の中で得た大切なことは、僕だけのものではないので。

僕らの世界はきっとそうやって、それぞれが体験したことの中から得た大切なことを、持ち寄りながら成り立っているのだと思います。それぞれの役割分担に対して、あなたは偉い、偉くない、あなたは凄い、凄くない、などの上下を決めるための判定は無意味。どんな存在に対しても感謝の気持ちと敬意を持ちつつ、平らな世界で日々を愉しみながら生きていけるといいな、と僕は思っています。




そんな世界で共に、それぞれの人生を生きていきましょう。




おわり




” この「 いま、ここにあるもの 」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする1番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいです。そんな小さな奇跡も信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”




    




[ お知らせ ]

◻︎ 暮らしている場所の予定、などを更新しました。| お知らせ【 3/4(月) 】
◻︎ 応援してもらえると嬉しいこと。| お知らせ【 2/29(木) 】
◻︎ 応援・支援募集のお知らせ。| お知らせ【 8/16(水) 】。


[ ここ1ヶ月の人気の投稿 TOP5 ]

No.1 – 座敷童子のように生きること。| いま、ここにあるもの #142
No.2 – ユパさま、というメンター。| 旅が僕に教えてくれたこと #009
No.3 – クリスマス会。- 2023.12.24 – | いつもの旅、いつもの暮らし #1420
No.4 – 余りある歓び。- 2023.12.14 – | いつもの旅、いつもの暮らし #1410
No.5 – 積み重ね。- 2023.12.16 – | いつもの旅、いつもの暮らし #1412



スキナトキニ スキナコトヲ スキナトコロデ。
– 暮らしている場所の予定 –

心からのありがとうを、巡らせ合える世界へ。
– 求めているもの・できること –

COBAKEN LIFESTYLE LABO の公式オンラインショップ。
– LIFE×COBAKEN –



スキナトキニ
スキナコトヲ
スキナトコロデ

これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。




最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。



BLOG TOPへ

– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO

TOPページへ