その美しい姿。| いま、ここにあるもの #067

Ver.1.0.2

– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-

一緒に対話をした方で、自分ときちんと向かい合うことができるようになった方は、再会する度に、どんどん美しくなっていきます。ここでいう美しさは、今の世の中で言われているものとは少し違うのかもしれません。見栄えがいいとかではなく、偽りのない、自然で素朴な美しさです。

そういう方は引き続き、自分と向かい合う機会を自分できちんと持たれていて、お逢いする度に色んな変化を感じます。もしかしたら、その過程はとても苦しいものだったのかもしれません。そういう習慣がなかった方は多くの場合、見たくない自分にも目を向けることになるので。けれどもそれは、自分で自分に目を向け、自分の想いに触れるという、とても大切な行為であり、大切な時間です。

自分のための時間をつくり、自分の身近な人と関わりながら、それは成されていくことだと考えています。自分のことを無条件で信頼して、自分との対話や目の前の相手との対話を通じ、自分自身に目を向けていきます。その時に現れる、自分の好きな部分にも嫌いな部分にも、過去への賞賛や後悔、未来への希望や不安などにも、可能な限り目を向けていきます。それを自然に、自分を知ることを愉しみながら。

ちなみに、僕が美しいと思うのは、内側と外側が一致している人です。人は外見ではないと思いますが、人の内面が外見に表れてきます。それなので、結果的にその美しさが外見に現れるということです。自分なりの分析では、より内側と外側が一致した状態なので、美しく目に映るのだと考えています。内外一致の割合が増えれば増えるほど、人は美しく、そして、心穏やかになっていくようです。

そんな、人の心と体とのつながりは、僕にとってとても興味深いもの。対話をしている最中でも、時を経て再会した時でも、自分の素に触れることができた人は、自然と変化していきます。それも最適なペースで。素というものが心を表すものなのか、それとも魂と呼ばれるものなのか、自分にはまだ正確な表現はできていません。けれどもそれは、確実に起こるものです。よかったら、美しい自分自身であるためにも、自分の心を楽にするためにもぜひ、対話のある暮らしを始めてみてください。

おわり

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